気で生きた木

覚ることについて書いています。

石門(鑑定にも少し触れます)

 

誰からも愛される人は、みんなを愛せる人。

 

算命学では、石門という星が思い浮かびます。

大勢を守る、多くを守るという意味があります。

命式にこの星があると、周りの人を大切にしていく事が必要となります。

奉仕とはまた違うニュアンス。

大勢と絡むのでその中で生きていく為に関係する人々を大切にすることになる。という具合でしょうか。

 

 

 

自分を表す星が石門という人は、人脈があり、人と接する事も嫌いではないはず。 

しかし、命式には他の星もありますので、石門だけ見ていてもあまり意味がありません。

周りにどんな星があるかを見て、

単に人気者という意味だけなのか、人脈の有無で仕事に多大な影響を及ぼすのか

など、人それぞれ星の言わんとする事が違ってきます。

 

 

 

そしてご先祖様である伴星が石門の方は、

あなたが一番大切と思っている事や、やり切りたい事は、人脈がないとダメだから、

自分に魅力をつけて周りから寄ってくるようにならないといけませんよ。

とご先祖様からアドバイスをいただいています。

 

 

  

 

 

今日鑑定させていただいた方は、

晩年期に禄存と天馳(てんそう)という星がありました。

禄存は愛情奉仕、天馳はあの世星で拘りがないことを意味します。

そして伴星が石門。

晩年は、多くの人に愛情奉仕を無になって行う宿命です。

大運もそれ相応のもので、天中殺が過ぎた頃は一般的には退職をし、

天中殺中の勢いを元に戻していくルールがありますが、

この方は勢いがやみません。

勢いがやまないと普通は歪が来ますが、

この方は、稼ぐというより大勢への愛情奉仕という想いが強く、

ご自分でのその準備をしていると言っておられましたし、

まさに宿命通りの人生で、歪がないと思われます。

という具合で、

晩年、更に焦点を当てたワンランク上のお仕事となります。

 

 

この、晩年というところがポイントです。

今迄も大勢の方の為にされてきたのだと思いますが、

この先は、生まれてからこれまでの集大成を意味し、

満を持して進むときであり、そこで最大の充実を感じられます。

年を重ね、学び深くあるその時に充実する素晴らしい宿命です。

 

 

 

 

 鑑定は私にとって学びそのものです。

人の為というのは具体的に何をする事なのかを掴みきれずにいるのは、

いくらこちらが思っていても相手はそれほど考えていないという現実を知って以来

何が人の為となるのかがよくわからないのです。

完全に受け身になって相手の思いに耳をすますこともしてきましたが、

無念と言いますか、思いが通じないということの虚しさから、

人がそんなに得意ではありません。

人間全員が通じないとは思っていませんが正直相手を奥深く見えてしまうことも

面倒臭くて仕事以外で他人と接するのは極力控えています。防御ですね。

それが私にとって今は大切で、そういう時期でもあります。

ちょうどいいペースで皆さんを鑑定させていただき、

少しずつ社会での人間の進み方を学んでいます。

晩年に石門があるからね。今から少しずつ慣れさせられているという感じ。